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2009年4月18日 (土)

森田知事への告発に関して

先日、千葉県の森田健作知事が刑事告発された

自民党支部長を務めながら完全無所属との選挙戦を展開したことが公職選挙法違反に当たるのではないか、というものだ

この件に関しては、選挙中に対立候補なり有権者なりが指摘するべきことで、結果が出てから疑義を申し立てるのはいかがかと思っている
政治家は選挙によって裁かれるべきではないか

私が残念なのは、森田氏がバリバリの自民党候補であることは政治に多少なりとも興味を持っている人ならば、ちょっと調べれば分かることだということ
彼の公約が荒唐無稽で実現不可能に近いものであり、選挙中の公開討論会を冒頭挨拶のみで引き上げ、討論を避けたことなどから判断すれば彼が知事として相応しいかどうかは疑問があるのに
いまだに単なる知名度やイメージで投票する、いわゆるB層が多いということだ

しかし、森田氏を選んだのは紛れも無く千葉県民だし、それによって生じる利益も不利益も千葉県民が享受するもので
それが選挙で投票する、ということではないか

だからこそ皆、政治に興味を持ってほしいと思っているのだが
日常の会話で政治の話などほとんどしないし、仮に話をしても変な人だと思われかねない風潮がありはしないだろうか


実は、私が注目しているのは公職選挙法違反ではなく政治資金規正法違反の方だ

西松献金事件では小沢代表の秘書を東京地検は起訴した
賄賂性はなかったのに、迂回献金で国民の目を欺いたのは重大で悪質な事案だとしたのだ

森田氏の場合、自民党支部の政治団体で受け取ったカネを森田氏個人の政治団体に迂回献金している

自民党支部の政治団体と森田氏個人の政治団体は住所が同じであり、小沢代表のケースよりもダミー性が高い

一方を「重大・悪質」であるとしていきなり強制捜査・逮捕していまだに拘留中であるのに
一方をお咎めなしでは法の下の平等に反する

東京地検がどういう対応するのか興味深い

また、マスコミの報道姿勢にも注目している
森田氏は自民党系の政治家であるが創価学会からは仏敵とされて嫌われている

森田知事擁護に関しては自民党と創価学会の足並みが揃わない

小沢代表に対しては一斉にバッシングをした御用言論人たちが森田知事にどのようなコメントをするのか大いに興味がある

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